響「…向日葵には、何人人格がいる?」



……馬鹿そうに見える彼は案外鋭いらしい



オレの他に2人。とマスターの彼が言ったのに、他にもいると勘づいてる。



だからオレは鋭い彼にニヤリと笑いながら、



明「"オレ"が知ってるのはオレと向日葵を含めて6人。
会話を聞いているだけで、"あっち"はオレを知らないが、オレは全部知ってる


ああ、オレはあいつらについては話す気はないからな。
オレが味方なのは向日葵だけ。
他はオレの知ったこっちゃねぇ」



これ以上のことには答える気はない為、立ち上がり、部屋を出る直前、くるっと彼らの方を向き。



明「オレのことは誰にも言うなよ?


言ったら、オレ、何すっかわかんねぇから」



満面の笑みを殺気を含んで向けると4人は一瞬怯えた目をした。



オレはそれに満足して、する予定だった仕事を何もしないまま陽炎を後にした。