響「…明?人格??」



輝「……どうゆうこと」



天「マスターは知ってるんですか」



オレの言ったことを聞いても、向日葵が人格者だと知らない3人は困惑顔のまま、何かを知ってるマスターの彼へ注目する



龍海「…向日葵は、解離性同一性障害。
つまり、多重人格だ

この明って奴も向日葵の人格の1人らしい
俺が知ってる限りでは、向日葵には明の他に2人は他の人格がいる。」



彼が言っているのは、末っ子気質の澪とあいつに順応な刹那の2人だろう。



こっちによく出てくる奴はこの2人だけ。



…オレは今日初めて今の向日葵の世界に出てきたからな。



オレのことは琥珀や陽向も知らない。



オレにとっちゃあ、あいつらは向日葵を傷つける元だから嫌いだが、向日葵が大切に思っている以上、手出しは出来ない。



輝「…多重人格?罪が??」



信じられない、と滅多に表情を変えない年下の彼が限界まで目を見開きオレを凝視する。



天「…じゃあ、今、罪…向日葵は?」



やはり理解の速い彼は混乱を解くように一度首を振ってから、真剣にこっちを向いた。



明「眠ってる。」



龍海「何故だ?お前が出てきた理由は??」



彼が疑問に思うのも無理はない。



オレらはただ向日葵が寝ただけでは、起きて来ないからな



……でも、オレが出てきたのにはちゃんとした理由がある。