オレ「…あーあ、つまんねーの」



さっきまで出していた向日葵の声のように高めではなく、低い声でため息をつく



響「…罪、?」



オレ「"オレ"は向日葵でも罪でもねーよ」



とりあえず、座れよ。といつの間に全員が立ち上がっていた為、席に座らせる



輝「………誰」



この中で一番年下である彼は毛を立てた猫のようにオレを威嚇する



…まあ、ある意味猫だな。



オレ「……それはオレの名前を聞いてんの?」



…わかっていて聞くオレは本当に性格が悪い。



自分で言うのもなんだけどな



龍海「…お前の名前、性別、年齢、お前は向日葵にとって何か、俺らのことを知ってる理由、何故ここに来たか。
全部答えろ」



…多いなぁ



つーか、"お前"は知ってるんだな。



"向日葵が多重人格者だということ"を。



オレ「…名は明。
男で年は澪より上であんたよりは下。
オレは数ある中の人格の1人

お前らのことは全部見てる。ここに来たのは仕事する為」



オレの名前は明(アカ)



澪や刹那たちのようにちゃんとした名前じゃないのは、初めからオレがこいつの中にいたから。



脳の中?でオレら人格たちは話してるんだが、その時オレと話す時だけ周りが紅く染まるらしい



だから、自然とついた名前がアカ。



赤や紅でないのは何故だかわからないが、オレは向日葵が明だと言ったからオレの名前はそれだ。



…オレは、一生向日葵の味方だから