カランカランッ



扉の開く音が玄関先で響いた。



その音に気がついた男4人がこちらへ顔を向ける



天「罪!?」



彼が立ち上がったと同時にガタッと音を立てた椅子が床へ倒れる



響「おま…っ!なんで!?」



輝「……陽向は?」



龍海「…明日からじゃなかったのか」



立ち上がった彼の声をきっかけに全員が喋りだした



…そう。ここは、陽炎だ



陽炎のマスターの龍海、陽炎所属の殺し屋、闇の響、悪の天、暗の輝。



4人ともが揃っていた



正午には3人ともブルースターの倉庫にいたらしいが、何もすることなく帰ってきたのだろう。



…ま、オレには関係ないが。



オレ「仕事、マスターお願いします。」



いつものように、彼に声をかける



…だが、



龍海「…お前、誰だ」



ギロッと効果音が聞こえるくらい鋭い目でオレを睨みつける。



オレ「…何言ってるんですか?マスター。」



できるだけ無表情で睨まないよう、彼に視線を向ける



龍海「誰だっつってんだよ
てめぇ、向日葵でも澪でも刹那でもねぇな


誰だてめぇ。」



…あーあ、誤魔化せないか



天「…マスター?」



他の3人はオレを睨みながらも困惑顔をしている