…あれ?でも、この反応



陽向「…本当に俺には家族がいないの?

"親も、兄弟も"。



…そうなの?」



普通、自分の息子が事故にあったら来るよね?



兄弟だって、いたら来るよね?



…来ないってことは、俺に親も兄弟もいない?



さっきの反応からして、この人たちはそれを知ってる??



陽向「ねぇ!知ってるんでしょ!?
ホントのこと教えてよ!」



みんなは困惑して、なかなか答えようとしない。



問いつめようとしたその時…



??「…友達か?」



病室が開いて、入ってきた直樹。



直樹「…あぁ、ブルースターっつー奴らか。」



陽向「!知ってたの!?」



直樹「ああ。お前が寝た後に向日葵から聞いてな。

それより、体調は?」



直樹は困惑している彼方たちを気にせず、俺の座ってるベッドの横に立った



陽向「…別に悪くないけど?」



直樹は関係ないのに、彼方たちが直樹が来たおかげでほっとしたのがわかってイラついて答えてしまう。



直樹「……嘘だな。

ここ、痛いだろ」



直樹は包帯の巻いている右足を人差し指でツンっと突っついた



ズキッ



陽向「いたっ!」



ズキンと右足に激痛が走った



…自分では、少し痛いな。くらいだったのに、よくわかったな