向日葵たちの出ていったドアが完全に閉まったのを確認してから口を開いた



陽向「ねぇ、貴方たちから見て向日葵はどんな人?」



ずっと気になってた



琥珀に聞いても、"不思議な奴"とか"大切な幼なじみ"とかでよくわからない。



俺にとって、向日葵は"姉みたいで家族みたいな存在"。



何故だかは俺にも全くわからないけど、向日葵と半日喋って、そう思った。



凄く、"懐かしく"感じた。



神楽「…どうしたの?突然」



陽向「俺の仲間なら、向日葵の仲間でもあるんだろ?

ねぇ、向日葵のことどんな人だと思ってる??」



…だから俺はこの人たちに聞きたい



俺の"仲間"だというこの人たちに。



葉亮「…お前はどうなんだ?」



……まさか、聞き返されるとは思わなかった



陽向「…俺は、俺にとって向日葵が必要である。と思う。」



彼方「必要??」



陽向「そう。
俺にとって、向日葵は家族みたいで姉みたいでもあると思った

家族のいない俺にとって、向日葵は必要は存在。」



……あれ?



青「家族のいない?」



紫月「どうゆう意味ですか??」



俺の言葉に反応したこの人たちは俺に聞き返してくるが、



陽向「…違う。
あれ?なんで??

俺に家族がいない?」



違う。向日葵にも琥珀にも何も聞いてない



なんで、家族がいないなんて…