琥珀「…勝手に使っていいのか?」



鍵の空いていた誰も使っていない一室にひまちゃんは入っていった



私たちもそれについて行って入ったが、誰もいなく、あまりにも殺風景だからこーくんがひまちゃんへ聞いた。



まぁ、ひまちゃんだからここの院長とでも知り合いっぽい気がするけど…



向日葵「…別にいいだろ」



詳しくは答えるつもりはないのか、それだけいい、壁にもたれかかった



ひまちゃんが言いたいのは、「別に誰もいないから使ったっていいだろ。」と言う意味。



それをこーくんもわかってるから、わざわざ聞き返すことはしない。



琥珀「…で?話は??」



こーくんも軽くドアにもたれかかり、ひまちゃんに顔を向ける



向日葵「…わかってんだろ。

………龍舞だ」



…やっぱり。



みんなそんな顔をしている



ひまちゃん、こーくん、あきらん、そして私の4人で関係があることと言ったら殺し屋のことだ。



みんなその事がわかってるから驚かない



秋良「…龍はどうするんだ?」



ここでは陽向、とは呼ばない。



初めからひまちゃんが龍舞と言ったからだ



それに、ここはDork Moonではない。



もしもここでひなくんの名前を出したら、ひなくんが龍舞だとバレる可能性がある。



だから絶対にひなくんの名前は出さないだろう。



向日葵「龍舞はもう辞めさせる」



「「「!!」」」



少なからず、私たちは驚いた