理津と言い合うことを諦めて髪をとかしなおしていると、不意にブラシを取り上げられる。
疾風だった。
「何、どうしたの疾風」
「貸せ」
補足説明をよくしてくれる疾風だが、当人は言葉足らずなことが多い。
何だ何だと思っていると、髪をとかしてくれるようだった。
「何、急に」
「自分の髪くらいきちんととかせ。後ろ見てみろ」
そう言われて後ろの鏡を振り返る。
「わっ、何これ!グシャグシャじゃない、何で!?」
「俺が聞きたいぞ…ほら、じっとしてろ」
されるがままにとかしてもらう。
その間にも三人で話し、楽しい時間を過ごした。


