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話を終え、露李は守護者たちの顔を見た。
「今までもそうだったのかもしれませんが、この日から確実に私に関わった人は仕置きの対象になりました。香月は私を恨んでいるかもしれません」
「それは有り得るなー。それは良いとして、桜木さんは?お前の話じゃ、あそこまでの態度をとるような人じゃなさそうだぞ」
「…桜木は、私が魔に襲われたときに鬼化したところを見ました。この里では鬼は忌み嫌われるように教育されています。母様の術で記憶を消したとしても、感情が残っていたんでしょう」
「なるほど、だからか。…でもその克雪って人が怪しさ全開だね」
文月に頷いてみせ、露李は目を伏せた。
「克雪は何か鬼のことを知っています。彼自身が鬼という可能性も有り得ます。でも…克雪から何かを感じたことはありません」
「変だな。多少なりとも何か感じるはずだが」
疾風が眉間にシワを寄せる。
そこで静がおずおずと手を挙げた。
「ここの邪気はすごいですが、それより全体的に里の人たちが抱くマイナスの感情の強さが異常です。いくら恨んでいたとしてもここまでは見たことがありません」
結の視線が鋭くなる。
「理津。次に仕掛けられたとき、その術の記憶を見ろ」
「分かった。…つか露李。お前は俺たちから離れるんじゃねぇぞ」
「分かってるよ。ここに克雪が居ない以上、確認できることはあんまりないね…どこに行ったのかしらあの人」
「そこも怪しいなー。皆とりあえず油断はするなよ」
はい、と揃って返事をする。
心強い仲間だ、と露李はそっと微笑んだ。
話を終え、露李は守護者たちの顔を見た。
「今までもそうだったのかもしれませんが、この日から確実に私に関わった人は仕置きの対象になりました。香月は私を恨んでいるかもしれません」
「それは有り得るなー。それは良いとして、桜木さんは?お前の話じゃ、あそこまでの態度をとるような人じゃなさそうだぞ」
「…桜木は、私が魔に襲われたときに鬼化したところを見ました。この里では鬼は忌み嫌われるように教育されています。母様の術で記憶を消したとしても、感情が残っていたんでしょう」
「なるほど、だからか。…でもその克雪って人が怪しさ全開だね」
文月に頷いてみせ、露李は目を伏せた。
「克雪は何か鬼のことを知っています。彼自身が鬼という可能性も有り得ます。でも…克雪から何かを感じたことはありません」
「変だな。多少なりとも何か感じるはずだが」
疾風が眉間にシワを寄せる。
そこで静がおずおずと手を挙げた。
「ここの邪気はすごいですが、それより全体的に里の人たちが抱くマイナスの感情の強さが異常です。いくら恨んでいたとしてもここまでは見たことがありません」
結の視線が鋭くなる。
「理津。次に仕掛けられたとき、その術の記憶を見ろ」
「分かった。…つか露李。お前は俺たちから離れるんじゃねぇぞ」
「分かってるよ。ここに克雪が居ない以上、確認できることはあんまりないね…どこに行ったのかしらあの人」
「そこも怪しいなー。皆とりあえず油断はするなよ」
はい、と揃って返事をする。
心強い仲間だ、と露李はそっと微笑んだ。


