【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく



突然、視界が暗くなる。


抱き締められたと分かるのに時間はかからなかった。


結の強い腕で抱き締められる。




「絶対、もう離さねー」




その震える腕に、また涙が溢れる。



目を閉じ、吸い込まれるような感覚に身を任せた。


これで良いだなんて、そんなわけがないのに。



何もわからないのに。



どうして皆、ここにいるの────?