「それはそうとして。当面はこの姿のままなのでしょうし…着替えやお風呂は私がいますが。そうですね、露李さまがなさっていた祈祷も私が引き継ぎましょう」
海松はそこまで淡々と言ってから守護者たちに視線を向ける。
「しかし…今のお姿のままでは露李さまは非常に危険ですね」
「きけん……?どうしてですか」
露李が青ざめて海松と水無月の袖を握った。
「露李さまは風花姫の地位ゆえに、狙われやすいのですわ。ですから、貴女様が悪いのではございません」
優しい海松の笑みに少し安堵しかけたが、また俯いてしまう。
「でも、わたし……」
「心配すんな。お前を狙うのは下等な妖─人間の恨み辛みとかが原因のやつとか、風花姫ってだけで来る変わりもんだけだ。そういう奴等のために俺たちがいるんだぞー?」
「守護者さま…」
「結で良いって。他の奴等も呼び捨てで良いぞ」
「でも…それじゃしつれいです」
「失礼じゃねぇよ。お前がちっこくなってることだけで訳分かんねぇんだからよ、せめて呼び方は統一してくれ」
「そんな言い方じゃ伝わらないだろう。露李、俺達は何があってもお前を嫌いになったりはしない。だから、もっと気安く接してくれないだろうか」
疾風が丁寧に露李の目を見て話した。


