【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく

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 とりあえずの敵は去り、久しぶりの学校に行くことになった。

海松と静が二人で村中に記憶の封印を解き、クラスメイトたちの記憶は元通りらしい。


何ヵ月かぶりの学校に心が躍る。

通学路もどこか新鮮だ。

露李は浮き立つ心を抑えるようにして早朝の空気を吸い込んだ。

ぴんと張りつめた空気が心地よい。

鼻まで痛くなってしまうのは玉に傷だが。

あまり着る機会のなかった制服も何だか嬉しくて、じっくりと眺める。


襟が黒いセーラー服で、普通ならスカーフやリボンがあるところがループタイのようになっている。

思えば珍しいデザインなのかもしれない。

近頃の制服にはとんと疎い露李だが、セーラー服がどのようなものなのかは知っていた。

スカートも黒で、プリーツ部分の端に白のラインが入っている。


「皆、元気かな……」


神社の敷地からほとんど出ていない露李たちには、もうずっと会っていないかのように思われた。