私達は暇な時間を潰すために愛奈の家へ来た。


「桜ちゃん、喧嘩できたんだね。」


「え…えーまぁね」


これはもう隠せないや。


「なんで黙ってたの?」


愛奈は決して怪しんでるわけじゃなく、ただ気になったから聞いてるんだと思う。


「いや、黙ってたっていうか…聞かれなかったから」


ホントは言いたくなかっただけだけど…嘘はついてないしいいよね。


「そっか…」