5分後…


「みんなーひっさしっぶりー」


私は勢いよく倉庫の扉を開け放って叫んだ。


「桜さん!お久しぶりです」


みんなが口々に挨拶してくれる。


挨拶を返しながら倉庫の奥へと進んだ。


「「さーくらー!会いたかったよー」」


突然2階から声が聞こえて、水色とピンクの頭が私の方に走ってくる。


2メートルくらい離れた位置から飛びついてきたのをしっかり受け止めた。