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ガチャ


「集まった」


しばらくして雅樹が呼びに来た。


「おっ、早かったな。サンキュー。じゃ、行くぞ桜」


「うん…」


てか私まだ姫になるって言ってないんだったっけ…どーしよ。


もう断る感じじゃないしなぁ…。


しょうがない、天桜には今日説明すれば大丈夫でしょ!


部屋を出ると、1階にみんな集まっていて私達はみんなを見下ろす感じになっていた。


「みんな聞いてくれ。銀龍に姫をおくことにした」


その声でざわざわと騒ぎ出し、私に視線が集まる。


「こんにちは…舞天桜です…」


と言っても、みんなの声で私の声なんて聞こえない。


私は手すりに手をかけ、1階へ飛び降りた。


「桜!」


上から私を呼び止める翔の声がする。


私は誰かを見下ろすの好きじゃないんだよね!


本当はもっと怪しまれちゃうからしたくなかったけど。


タンッ


上手く着地を決めたところで1階に到着!