「翔、もう迎えに行かなくちゃ。時間に間に合わない」


「ああ、もうそんな時間か」


私達は駐車場に停めてある車に乗るため、外への通路を歩く。


「それにしてもデカすぎないか?この家」


「そう?私の実家とあんまり変わらないよ?」


(まぁ、私の実家もでかいんだけどね)


「駐車場に行くだけで10分近くかかるなんてこの家くらいだ」


「そんなことないよ!ほら、愛奈の家なんてもっとでかいんだから!」


「まぁ…俊のところは別格だな」


「でしょ?」


そう、今の会話で分かったと思うけど愛奈と俊もめでたく結婚したの!


愛奈は鈴本財閥の後を継がなくちゃいけなかったから、俊が愛奈の戸籍に入ったみたい。


2人の間にも子どもが生まれたんだよ!


お兄ちゃんと弟で、2人兄弟なの。


弟の方は陽翔・月桜と同い年なんだ!