「桜ちゃ〜ん。翔〜どこ〜?」


遠くで私達を呼ぶ亮太の声がする。


「あらら、時間切れだね」


「くそっ…後でもう一回してやる」


「ふふっ…じゃあ待ってる」


亮太が私達を見つけて駆け寄って来た。


「あ!いたいた!探したんだから。行こ!」


「うん!」


私はみんなの元へ駆け出した。


私の最高の仲間と最高の彼氏。


これからも絶対一緒だよ。


暖かい日差しの中、私達を包み込むようにして春の桜が天を舞う。


ーENDー