「大丈夫!私にはみんながいるから!」


私はニコッと笑った。


「ん?…」


「みんなは私を捨てたりしない。そう信じてるの!」


(あの時言ってくれた言葉…私はずっと信じてる)


「そうか」


「私ね、迷ってる時夢で翔が私にそう言ってくれたことを思い出したの」


すると思い出す仕草を見せた。


「過去を話してくれた時か…」


「うん!よく覚えてたね」


「それはお互い様だろ」


(それもそうか!)


「へへっ。それのおかげで、読者に捨てられても良いっていう勇気が持てた!だからありがとう、翔」


(翔のおかげで今があるんだよ…)


「…別に」