美人モデルは最強姫⁉︎

「少し考えればわかることでしょう？あなた、ここでモデル人生終わらせるつもりなの？」


「それは…」


（そんなこと…したくない…）


「幸い、まだ読者まで情報は回っていないわ。でも対決のことで更にヒットし始めた今、この状況でモデルを辞めるべきではない。それはわかるでしょう？」


社長の言うことはもっとも。


「はい…でも、モデルには読者がいるように総長には私について来てくれるみんながいます。裏切るなんて…」


（私にとってはどっちも大事。どちらかを捨てるなんて…）


「はぁ…まぁ、よく考えなさい。あなたにとってどちらの方が最善な選択か」


「はい…」


「決まるまでは仕事も入れないようにするわ。読者にも少し重い病気だと言っておく。じっくり考えることね」


「ありがとうございます」


（私…どうしたらいいんだろう…）