「お疲れ様〜。じゃあ少し休憩入れて、次の撮影場所行こっか」


そして移動の車の中…


「なぁ、俺たちモデルなんてやったことないぜ?大丈夫なのか?」


今更になって、思い出したかのように翔が言った。


「いいの!一般人がいても、どれだけいい撮影にするかがこの撮影の勝負内容だから!」


(それに、翔ならなんでも軽くやってしまいそうだしね!)


「そうなの。あと、上手くできなくても私達がリードするから安心して?」


自信満々に言う愛奈はモデルを始めた時とは大違い。


(最初はおどおどしてたのに…)


「ああ、愛奈に任せるよ」


「翔も!なんたって日本1のモデルがいるんだから!」


(私だって絶対愛奈に負けない!)


「ふっ。ああ、そうだな」