2日後、私達のインタビューは雑誌に載っていた。


「わぁ!桜ちゃんの言葉載ってる!」


亮太が私のインタビューコーナーを指差して、はしゃぎだす。


「当たり前でしょ」


「愛奈も、いいこと言ってるじゃん」


「言わないでよ。恥ずかしい…」


俊に言われて顔を赤くする愛奈。


「対決はいつだ」


「明後日!発表はその1週間後だよ!…もしかして雅樹も見てくれんの?」


雅樹が気にしてくれるなんて、珍しいから調子にのってみた。


「うるさい」


恥ずかしいのか、そっぽを向いてしまった。


「2人とも頑張れよ」


「「うん!ありがとう!翔(君)」」


(いよいよ対決は明日…今日だけは天桜に行かないって連絡入れよっかな)