「なんだ?」


私は唾を飲み込んで深呼吸をした。


「天桜のみんなにはもう承諾を得てるけど…銀龍と天桜で同盟を組まない?」


(お願い!どうかOKしてください!)


「同…盟…だと?…」


翔の表情は固まっている。


(うそ!まさかダメだった?)


だけど、そんな心配は最初だけで…


「その話……ぜひ受けさせてくれ」


急に目を輝かせて認めてくれた。


「ほんと⁉︎よかったぁ」


(ドキドキしたぁ〜)


「っていうか、桜はそれでいいの?全国と世界じゃレベルが違うと思うけど」


いつもなら、すぐにはしゃぐ亮太も少し気後れしているみたい。


「全然いい!そんなの気にしないから!」


(こっちからお願いしてるくらいだしね!)


「やったー!天桜と同盟だ〜!」


嬉しそうなみんなを見ると、私も幸せになった。