「黒のフード付きパーカーにジーンズと赤いピアスね…。ついでに、また何か聞きたいかも知れないから番号を教えてくれる?」


「はい!」


私はポケットに入っていたメモ帳とボールペンで携帯の番号を書いてもらった。


そう言うと男の子は「失礼します」と言って放送室を出て行った。


そしてそれとすれ違いに次の人が入ってきた。


「こんにちは!よろしくね」


こんな感じで私は着々と情報を集めていった…。