「話ってなに?」


「ちょっとこっちこい」


そう言って連れてこられたのは誰もいない渡り廊下。


なぜか翔の顔は真っ赤。


「………好きだ」


「へ?」


私の思考が停止した。


「同じことは2回言わねぇ」


(え⁉︎え⁉︎翔が私を好き⁉︎いや、そんなわけ…でも今そう言ったし!えーー!)