「どうしたの?桜。元気ないよ?」


私の様子が変だからなのか、亮太が少し心配している。


「え!いや、そんなことないよ?」


「なにかあったのか?」


(ええ、ありましたとも…)


「本当に大丈夫だから!心配しないで!」


(苦笑いしかできない…)


「そう?ならいいけど…」


「それより早く行こ!」


私は無理やり2人を引き連れて車に乗った。