ガチャ…


ドアを開けると懐かしの部屋。


久しぶりだなぁ〜。


私達はそれぞれの椅子に座る。


「あのね、天龍のみんなが双桜に会いたいって言ってるんだけど…」


私は本題を持ち出した。


「へぇ〜双桜に」


「会えばいいじゃん」


2人はまるで他人事のようにジュースを飲みながら携帯をいじっている。


…ん?なんだか2人とも簡単に認めてない⁉︎


「か、軽いね…?」


あまりの興味のなさに少し心配になる。


「「ん⁉︎双桜って…僕(夏希)達⁉︎」


今気付いたの⁉︎


「うん…どうする?」


2人のことだから2人に決めて欲しい。


まぁ、タネを撒いたのは私なんだけど。


「俺は双桜じゃないからなんとも言えないけど…2人次第じゃない?」


朗もこの件には何も言わないみたい。


完全に2人次第ってこと。


「僕(夏希)はね〜…」