「あ!桜ちゃん!探したんだからぁ」


ドアを開けると、いきなり愛奈に怒られた。


「ごめんごめん。昨日の夜ちょっとあって」


私は愛奈にお願いポーズをしてはぐらかす。


昨日、喉が渇いた私は下に降りたついでになんとなく翔の顔が見たくなって翔達の部屋へ行った。


そのまま寝ちゃったんだよね。


「もう!心配するから声かけてね?」


「はーい」


「もうすぐ登校時間だから、準備しよ?今日頑張れば文化祭もおわりだから!」


「そうだね!よし、頑張るぞー!」