「桜ちゃん、今日うちに泊まって行かない?桜ちゃんの家、ここから遠いでしょ?」


え、愛奈から誘ってくるなんて珍しい…


それだけ文化祭が楽しくて気持ちが舞い上がってるのかな。


「え⁉︎それは嬉しいけど、急に行って迷惑じゃない?」


「ううん!全然大丈夫!良かったらみんなも来る?」


私だけじゃなく、近くにいたみんなにも呼びかける。


「愛奈、いいのか?」


「大丈夫だよ。俊のことは前から言ってあるしね」


俊は無理やりでも連れてくる予定だったみたい。


「わーい!みんなでお泊まりだ〜」


亮太は遠慮なしに行くつもりだ。


「亮太うるさい」


「じゃあ俊達はバイクで後から来て!桜ちゃんは迎えの車あるから一緒に乗って帰ろ!」


こうして私達は先に愛奈の家に行った。