幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)

当たり前のようにキスしてこようとした
玲音に肘鉄でご挨拶。



「朝の肘鉄は効くねぇ……」



くの字に体を歪めて

痛みに耐えている玲音をチラリと横目で確認すると、黙って朝ご飯をならべた。


すると、お腹をおさえながら、玲音が壁に貼られた一枚の紙を見て口をポカンと開けた。


「……りりちゃん、これなに?」


「とりあえず音読してみて」


「へ?」



「いいから。そこに書いてあること読んでみて」



わけがわからないといった様子で玲音が読み上げた。