幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)

side/玲音


扉を閉めると、これから暮らすことになるおじさんの書斎をぐるりと見回した。

専門書がぎっちり並んだ本棚をひととおり眺めて、勉強道具をとりだした。


教科書を開いてみたものの、すぐに教科書をとじた。



りりちゃんがすぐ隣の部屋で寝てるのかと思うと全く集中できない……




一晩中ふたりきりで親も帰ってこないなんて、


どうすりゃいいんだよ……