幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)

「ごめん、自分で結んで」



イスから立ち上がって玲音から逃げ出そうとしたら腕をがっしりとつかまれた。


「…りりちゃんどうしたの?顔、赤いよ?
熱でもあるの?」



立ち上がった玲音が私のおでこにコツンと自分のおでこをあてた。


「……なっ、なんでもないっ!」



もうっ、本当にムリっ!!



「りりちゃん、俺のネクタイ結んでくれないの?」




しょんぼりと視線を落とした玲音をちらりと見る。



ううっ……



玲音の顔を見ないようにしてなんとかネクタイを結び終わると


玲音が不安そうに私の顔を覗き込んだ。




「りりちゃん、本当に体調悪い?

ネクタイぐっちゃぐちゃ…」




「お願いだからあんまり近寄らないで!」



「??」



キョトンとしている玲音を残してトイレに逃げ込んだ。



だめだ…


ドキドキしすぎて苦しい…