夜中、寝苦しくて目をさますとホッとする匂いに肩の力がぬけた。


んん?



暗闇で目をこらして見えてきたのは…

すやすやと眠る玲音の…寝顔?



ひ、ひえっーーーーーっ!!!


な、な、なんで?!?!?!



「………ん、りりちゃん?どうしたの?」



「な、な、なんで玲音がここで寝てんの?」



「んー…りりちゃんの様子がおかしかったから。


おばさん達がアメリカ行っちゃって、やっぱり淋しいのかなと思って…


だから、添い寝…しにきた」




「そ、そっか……」



じゃなくて…


添い寝とかいらないからっ!!!




「おやすみ、りりちゃん」



半分寝ぼけながら私のおでこにキスをすると


玲音はまたぐっすりと眠ってしまった。



うっっ……


こんなことされたらますます眠れないってばっ!!



寝ぼけた玲音が抱き枕を抱くように私に
両手を回してきた。



玲音に抱き締められて

とまどいながらも玲音の胸に顔をうずめた。