「いてて・・・！ 離せよ！」


「まずお前がこいつから


離れろ」


「わ・・・わかったよ！」


そう言うと 男子は


私の手首を離した


「2度と こいつに


近付くな・・・」


グイ


陽也君は 私の手を握って


そのまま公園を出た


ドキン ドキン・・・


しばらくすると


突然 陽也君が止まった


「・・・お前 何やってんだよ？」


なんか 怒ってる？


謝った方がいい・・・よね？


「ごめんなさい・・・」


「謝るなよ」


ドキン


そう言いながら 陽也君は


また歩き出した


もしかして・・・心配してくれたの？