きっと・・・陽也君の彼女なんだ


「幼なじみでさ・・・


ユミナって言うんだけど


いつも俺の事 心配してくれて」


「・・・」


心配・・・か


きっと 陽也君にとって


ユミナさんは・・・大切な人だったんだ


「でもさ ある日突然


俺の前から居なくなったんだ」


「え?」


すると 陽也君は悲しい顔をして


俯いていた


「あの・・・無理して


話さなくてもいいよ?」


「・・・綾斗に酷い目に遭わされてた」


ドクン


「だから・・・俺はあいつが


許せない


俺の大切なモノを 傷付けたから」


ぎゅ


そう言いながら 陽也君は


私を抱き締めた