恋涙ーkoinamidaー

ドクン ドクン・・・


「こわ・・・いよ」


ストン


腰が抜けてしまい


その場に座り込んでしまった


「那未?」


「・・・嫌! 来ないで!」


思い出してしまった


あの時の事を・・・


「那未! 落ち着け!」


「・・・陽也君?」


一瞬 綾斗かと思った


「立てるか?」


「あ・・・うん」


私は 陽也君に支えられながら


立ち上がった


エントランスを通って


エレベーターに乗る


「何階?」


「あ・・・最上階なの」


陽也君は 代わりにボタンを押した


まだ・・・震えてる


しばらくすると 最上階に着いた


エレベーターを下りて


部屋に向かう


「鍵・・・鞄の中の内ポケット」


「・・・これか?」


そう言って 私に鍵を見せる


「うん・・・」


「開けても平気か?」


「大丈夫・・・ 誰も居ないの」


ガチャ


陽也君が 鍵を開けて


ドアを開けた


靴を脱いで リビングに向かう


ソファーに座らされた


「・・・なんで?」


なんで あそこに居たの?


「嫌な予感がしたんだ・・・」