恋涙ーkoinamidaー

もしかして・・・助けてくれた?


「あの・・・」


「・・・ああ 悪い」


そう言って 彼は


私の手を放した


ドキン


「あんた 聖桜(せいおう)女子だろ?


お嬢様があんな所 うろついて


何やってんだよ?」


なんか・・・怒ってる?


「ごめんなさい・・・


帰る途中で・・・」


「送るから・・・家どこ?」


「あ・・・はい」


私は彼の横を歩いた


なんか・・・嫌じゃない


「あの・・・名前なんて


言うんですか?


私は 仮谷那未って言います」


「・・・山宮 陽也(やまみや ようや)」


山宮君・・・か


ドキン ドキン・・・


さっきから ドキドキしてる


怖いとかそういうのが


なくなっていた


「あ・・・ここです」


私は 高層マンションの前に止まった


「・・・じゃあな」


「あの! また・・・会えますか?」


バカな事を聞いてしまった