恋涙ーkoinamidaー

ここは・・・どこ?


暗くて 何も見えない


『那未?』


遠くから 私を呼ぶ声がする


小さい光が 見える


『もう 大丈夫・・・』


この声 陽也君?


目を覚ますと 部屋の天井があった


最近 あの時の夢ばかり・・・


でも・・・なんでだろう?


少し 安心出来た


目覚ましを見ると


【4:00】と表示されていた


まだ・・・4時なんだ


もう1回寝ようと思ったけど


目が冴えてしまった


「・・・起きよう」


ベッドからおりて


部屋を出ようとした


スマホが光っているのが見えた


手に取って いじると


LINE・・・


【迎えに行く】


ドキン


陽也君からのLINE・・・


今 返事するのって


おかしいよね?


まだ4時だし・・・


寝てるよね?


スマホを机の上に置いて


部屋を出て 浴室に向かった


パジャマを脱いで


シャワーをする


暑かったせいか 少し汗をかいていた


『お前は俺から逃げられない』


ドクン


シャー・・・


ストン


なんで・・・思い出すの?


その場に座り込んで


泣いてしまった


顔は 濡れていて


泣いているのかどうか


わからなかった