仕方ない・・・ 帰ろう


私は 歩いた


少し・・・怖いな


「でさー・・・ってあれ?


もしかして 仮谷那未ちゃん?」


ドクン


声のする方を見ると


4人ぐらいの他校の男子が


立っていた


そして こっちにやって来た


ドクン ドクン・・・


足が・・・少し震えて


動かない


「今 帰りー?」


「てか マジ可愛い!」


思わず俯いてしまう


どうしよう・・・怖いよ


その時だった


「何やってんの?」


見ると またしても


他校の男子・・・


その人も 私に近付いてきた


「あんた等 こいつに何か用?」


ガシ


グイ


彼に手を掴まれて


そのまま後ろに引っ張られた


「なんだよ お前・・・


ジャマすんなよ」


「・・・人の彼女 勝手に


ナンパしてんじゃねーよ 行くぞ」


もう1度 手を掴まれて


そのまま歩き出した