キーンコーン・・・


授業が終わりの予鈴が鳴った


「今日はここまで」


そう言って 英語の先生は


教室を出た


後はもう帰るだけか・・・


「那未ー 帰ろう?」


「あ・・・うん」


私と里佳は 鞄を持って


教室を出た


「今日 彼氏は?」


「部活だって でも山宮君は


来るみたいなの・・・」


「へえ・・・」


里佳はそう言いながら


何かを考えていた


「里佳?」


「・・・山宮君と恭平ね


同じバスケ部なの


なんで山宮君だけ


部活出ないのか不思議で」


陽也君 バスケ部なんだ


きっと凄い上手いんだろうな


気が付くと 玄関に着いた


靴に履き替えて


学校を出る


「あれって山宮君?」


ドキン


校門の所を見ると 陽也君が


立っていた