恋涙ーkoinamidaー

「痛ててて・・・離せよ!」


「まずはそっちが離せ


それから2度と こいつに


近付くな・・・」


ドクン


「わかった! わかったよ・・・」


そう言いながら 男の人は


どこかに走り去ってしまった


ストン


安心したのか 怖かったのか


腰が抜けてしまった


「那未 大丈夫か?」


「・・・うん」


怖かった・・・すごく


涙が頬を伝ったのがわかった


すると 綾斗は私の前に座った


「・・・どうして?」


「俺の家 こっちだから・・・


帰る途中で 声がしたから


行ってみたら・・・ 陽也は?」


「・・・」


ぎゅ


私は綾斗に抱きついた


「那未?」


「・・・ありがとう


ごめんね? 私・・・


陽也君に連絡すればよかったんだけど


怖くて・・・どうすればいいか


わからなかったの」


ぎゅ


すると 綾斗が抱き返して来た