・・・数日後


私は 里佳と途中まで


帰っていた


「ごめんね 里佳・・・」


「いいって! 最近ちょっと


太っちゃって・・・」


そうは 見えない


いつも里佳は 車で送り迎え


されている


だけど 陽也君と帰れない日は


こうやって一緒に帰っている


「・・・那未? 大丈夫?」


「うん・・・」


「山宮君 優しいね


付き合ってないんだよね?」


「そう・・・だね」


付き合うのに 少し抵抗がある


陽也君の事は 好き・・・なのかな?


一緒に居ると楽しいし


私の事守るって言ってくれた


嬉しいのに・・・


「あのさ 山宮君は綾斗君と


違うよ? いくら2人が知り合いでも


山宮君は那未の事 大事にして


くれてるんだから」


里佳はそう言いながら 笑っていた