恋涙ーkoinamidaー

・・・数日後


俺は 那未を送り迎えに


行くのが日課になっていた 


前に里佳から裏門の場所を


教えてもらった


正門だと他校の男子が


声をかけて来るから 裏なら


人気があまりないから大丈夫だって


裏門に行くと 那未が里佳と


立っていた


「・・・陽也君」


「もう大丈夫だね! それじゃあ


山宮君 那未の事お願いね?」


そう言って 里佳は


近くに停まっている車に向かっていた


「・・・わざわざ ごめんね?


裏門ってわかりにくい所にあるから


迷ったでしょ?」


まあ・・・確かにちょっと


迷ったけど


「そんな事 気にすんなよ?


大丈夫か?」


「・・・うん」


那未の手が 少しだけ


震えているのがわかった