私・・・何言ってるの?


これじゃあ 陽也君を


困らせているようなもの


「・・・那未?」


「ごめん・・・なさい


ウソだから 忘れて?」


そう言いながら 陽也君から


離れようとした


ガシ


突然 陽也君が私の腕を


掴んで来た


「え?」


「・・・一緒に居る」


ドキン


今・・・なんて?


「那未の・・・そばに居るから


大丈夫だからな?」


「・・・いいの? だって


わがままなのに」


「俺が好きで那未のそばに


居たいんだよ・・・」


陽也君には バレていたのかな?


私の・・・気持ちが


「・・・うん ありがとう」


私と陽也君は エレベーターに乗った