恋涙ーkoinamidaー

学校が終わって


帰り支度をしていた


「陽也」


声をかけて来たのは


杏だった


「なんだよ? 悪いけど


急いでるから・・・」


ガシ


突然 杏に腕を掴まれた


「最近・・・陽也変だよ?


那未ちゃんのせいだよね?」


「・・・まだそんな事言ってんのかよ?


お前さ いい加減にしろよ?


那未の事 悪く言うなよ?」


そう言いながら 掴まれた


腕を振り解き 鞄を持って


教室を出た


玄関に着き 上履きを脱いで


自分の靴箱に入れて


靴を出して 履いて


学校を出た


俺の足は いつの間にか


早歩きになっていた


しばらくすると 聖桜女子の近くに着いた


「・・・陽也君」


名前を呼ばれて振り返ると


俯いている那未が居た