それから 私は陽也君に


送ってもらった


「無理すんなよ?」


「・・・うん ありがとう」


そう言って マンションに入る


エントランスを通って


エレベーターに向かう


部屋は 最上階


しばらくすると 最上階に着いて


エレベーターをおりた


ガチャ


「ただいま・・・」


お帰りなんて 言ってくれる人は居ない


両親は 海外で滅多に


帰ってこない


靴を脱いで リビングに向かう


ホテルのスイートルームみたいな部屋・・・


電気をつけずに ソファーに座る


まさか 綾斗に会うなんて


『俺から逃げられない』


怖かった・・・ 綾斗が