恋涙ーkoinamidaー

だけど 私の身体は


少しだけ震えていた


私は そっと陽也君を


押し退けた


「・・・ごめんなさい


心配・・・かけて」


少し俯きながら そう言った


陽也君を見る事が出来ない


「大丈夫か?」


「・・・」


大丈夫じゃない・・・


ずっと 独りだった


慣れていたから 大丈夫って


自分に言い聞かせた


でも・・・本当は


ぎゅ


私は 気付けば


陽也君の袖を掴んでいた


「・・・那未?」


「1人に・・・しないで


そばに 居て」


こんなわがまま どうかしてる


早く 何か言い訳しなきゃ


「わかった・・・


今日は 那未のそばに居るから」


ドキン


その言葉に 私は頷いた