「・・・あまり無理すんなよ?


また明日の朝 迎えに来るから」


そう言うと 陽也君は


私の頭に手を置いた


なんか・・・悪いな


私は 頷いてマンションに入った


また・・・1人か


今までだって 1人だったから


どうって事ない


本当は もう少しだけ


陽也君と居たい・・・なんて


わがまま言ったら


逆に困らせちゃう


それだけは 嫌だった


エントランスを通って


振り返ると 陽也君が立って


手を振っていた


ドキン


私も小さく陽也君に


手を振る


結構 離れてるし・・・


見えるはずないよね?


私はスマホを鞄から出して


陽也君にLINEをする