陽也君の事は・・・好き?


でも 好きかどうか


わからない


傷付きたくない・・・


「那未?」


陽也君が私の名前を呼ぶ


「そろそろ・・・帰ろ?


送っていくから」


その言葉に 頷いた


ぎゅ


手を繋がれて 歩き出す


手からドキドキが


伝わりそうな気がした


陽也君は 優しくて


何かあればすぐに来てくれる


ほんの一瞬 繋がれてる


手が震えた


気付いて・・・ないよね?


私は思わず俯いた


ドキン ドキン・・・


しばらくすると マンションの前に着いた


「那未?」


「・・・」


「大丈夫か?」


大丈夫・・・なのかな?