私は自分の耳を疑いたい。
それだけ絶望的な状況なのである。

「ごめん。お母さん。もう1回言ってくれないかな?」

「いやね~。1回で聞き取って頂戴。

憂葉。男子校へ入学して欲しいの☆」

いやだァァァ!!!

「ねぇお母さん!頭狂っちゃったの!?可愛い年頃の娘を男だらけのむさくるしい所に放り込むくらい頭おかしくなっちゃったの!?第一私女子だよ!?男子校になんか入れるわけないじゃん!!!」

嫌です!いくら男まさりな私でも男子校だけは嫌!!!!!!

「あら。頭は至って正常よ。
男子校には男装してもらうから問題ないわよ♬
それから入学手続き出しちゃったから明日からその男子校に行くのよ!あと、全寮制だから家の事は心配しなくて大丈夫よ☆」

ダメでした☆←
私の抵抗むなしく、明日から男子校に...
私の華の高校生ライフは砕け散った....