はると先輩

「あの、先輩・・・」


「ん?」


見上げた先輩は、少し不機嫌だった。


初めて話しかけた時の先輩と同じ顔をしてる・・・。


怖い。


(でも、聞きたい・・・)


「っ、なんで、さっき、夏花さんに・・・」


「・・・こはるが、気にすることじゃねえよ」


そう言ってくしゃっとあたしの髪を撫でる


(わっ・・・・)


キュンっと胸が音を立てた。


そして見たのは、いつもの先輩の笑顔


その笑顔が、少しだけ怖かった。


「そうですか・・」


でも、踏み込むのが怖くて


「変なこと聞いちゃって、すみません」


あたしは逃げた。